2019年11月4日

タイでスマートフォンを使う


タイに行ってもスマートフォンを使えたらとても便利です。いまどこにいるのかがわかるGPS機能を使えば行動範囲がとても広がります。旅行者には必須と言えるのではないでしょうか。


SIMカードを買う

タイのSIMカードを買えば,格安でネットが使えて通話もできます。ただし,日本の電話番号が一時的に使えなくなるので,日本から電話はかかってこなくなります。でもタイはLINEやSKYPEなどが使えるので,日本にいる誰かと通話するには困らないと思います。


事前準備

  • 使用中のスマホをSIMロック解除する。または,
  • SIMフリーのスマホを買う。

日本で使っているSIMカードをタイで紛失したら面倒なことになるので,入れ替える必要が無いデュアルSIM対応か,スマホの2台使いをお勧めします。でも,海外旅行に1回しか行かない人はSIMフリーのスマホをわざわざ買う必要は無いと思います。また,日本でSIMフリーのスマホを買うのが面倒と思ったら,タイへ行ってからでも安く買うことができます。


取り扱い通信会社

AIS

通信会社の中では一番大きくて,地方へ行ってもつながります。イメージカラーはグリーンです。

DTAC

2年くらいまでは2番手の規模だったのですが,余りパッとしないみたいです。昨年,TRUEに抜かれてしまいました。イメージカラーはスカイブルーです。

TRUE

3番手でしたが急成長してDTACを抜いてしまいました。イメージカラーは派手な赤です。


必要書類

新しいSIMカードを買うときはパスポートが必要です。実はタイ人もSIMカードを買うときは身分証明書が必要で,通信会社は電話番号とID番号(パスポート番号)を紐付して登録管理しています。日本でスマートフォンを初めて買うときにDoCoMoやauがしているのと同じです。


SIMの種類

外国人観光客向けに,各社とも似たり寄ったりのツーリスト用SIMの販売に力を入れています。例えば,AISの場合ですと使用期間ごとのデータ量と価格は次のようになっています(2019年)。

期間 データ量 価格
その他
5日
2GB
160バーツ
8日
3GB
299バーツ
15日
6GB
599バーツ
通話機能付(1バーツ/分)

データ通信無制限(Non Stopとかunlimited)の表示があっても,これはデータ量を使い切った後でも期間内なら低速ですけどつながりますよ,という意味です。


SIMカードを買える場所


空港のブース

空港には通信会社のブースが目立つところにあるので,入国して両替したらすぐに買うことができます。ここでSIMカードを買うのが第一番目の選択です。ただし,各社とも空港ではツーリスト用のSIMカードだけを取り扱っているようです。

ツーリストSIMは割高だからもっとリーズナブルなSIMが欲しいと思う人は,ここをスルーしてバンコク都内で別のSIMを探す方法もあります。

通信会社の営業店

バンコク都内の大型商業施設の中には,たいてい通信会社が営業店を構えています。余りにも立派な店構えで,かえって入りにくいと思うくらい立派な店舗もあります。

パスポートとスマホを渡せばすべて設定してもらえますが,都心の営業店ではツーリストSIMだけを勧められることが多いです。BTSに乗ってオンヌット辺りまでくると,Big Cのスーパーマーケットの中にある営業店などで基本パッケージのみ50バーツくらいのSIMカードも買えるようです。

AISはTelewizという代理店に販売を委託している関係で,看板がAISとなっていてもTelewizが営業している店舗がいくつかあります。TelewizはAISの製品が売れればよいので,あまりうるさいことを言わず,外国人向けにツーリストSIM以外のSIMカードを販売してくれるようです。もちろん,設定まで全部やってくれます。

コンビニ

コンビニでもSIMカードを買えます。セブンイレブンではTRUEのSIMカードを買えます。ファミリーマートではAISとDTACの両方とも買えるはずですが,店舗によってはDTACのSIMカードだけを勧めてくるところがあります。

コンビニでSIMカードを買っても設定してくれません。SIMカードをスマホに挿入した後でアクティベイトする(使えるようにする)ために,スマホ側の設定が必要になることがあります。この設定は自分でも対応できますし,特に何もする必要がないときもあります。

しかし,数字のコマンドコードを打ってセンター側とメッセージでやり取りするときにタイ語でメッセージが届きますから,何が何だかよくわからない,ということになりかねません。初めてSIMを買うときは,全部お任せで設定してもらえるところをお勧めします。

それから,お任せで設定をお願いする前に,設定言語を英語にしておきましょう。タイ語が分からないのと同じように,普通は相手も日本語が読めません。

日本で買う

タイで使えるSIMを日本で買っておく方法もあります。宣伝になりますが,Amazonで買えます。SIM 2 Flyというのは,タイだけでなく,日本を含むアジア地区でもそのまま使えるSIMカードです。




アプリのインストール

ツーリストSIMには使用期間がありますが,使い捨てにするのはもったいないです。

日本にいるときにあらかじめ専用のスマホ用アプリをインストールしておくと,アプリを使って後からコストパフォーマンスの良いパッケージを追加したり変更することが簡単にできます。

AISのアプリ画面

最初に,この画面で電話番号を入力するので,SIMカードのパッケージに書いてある番号を入力して,次の画面でOTP(On Time Password)のボタンをタップするとSNSメッセージで番号が届くので,その番号を入力するとログインできます。

ログイン出来たら,パスワードを設定しておくと,日本に戻ってからでも自分で設定したパスワードを入力してログイン可能です。パスワード入力は面倒なので,タイにいる間はOTPで済ませたほうが簡単です。

何度もタイに行くなら,同じSIMを使えば電話番号を変えずに済みますし,街中にある通信会社の機械で,1週間とか1か月ごとに期間延長する分のプリペイド料金を10バーツ単位で入金するだけなのでとても経済的になります。


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